ブラックIT企業からの転職出来たのはコミュニケーション能力のおかげでした

ブラックIT企業からの転職出来たのはコミュニケーション能力のおかげでした

IT企業と呼んでいいのかわからないけれど、一応株式会社にはなっている中小企業でシステムエンジニアをしていました。

従業員6人という小さな会社なのですが、5年前に入社した頃は社長も一緒に頑張っていてすごく楽しくてやりがいがあったんです。

おかしくなったのは3年ほど前。社長が夜出歩くことが多くなって「会社が大きくなるには必要なつきあい」だと聞いていたので、社長の分はみんなで分担してどうにかこなしていました。業務は深夜にまで及び、責任者になっているぼくはみんなを帰宅させてから作業を続けて寝袋に寝るという日も多かったです。

会社が社長の自宅の裏手になるので、社長が深夜タクシーで酔っ払って帰ってくるのがわかるんですよ。会社の電気がついているのはわかっているはずなのに、そのまま自宅へ入っていくことや、飲み過ぎた日の翌日には昼頃ちょっと顔を出すだけになっていることが不満でした。

会社の儲けが増えるほど増える不満、目に見える社長の怠惰

もともと小さな会社だし、地方なんであんまり収入に関しては期待していなくて、自分の好きな仕事ができればいいかなと思っていたんですが、30歳近くなったらやっぱり不満も出てきて。

社長が一緒に全力で仕事してたらこうした不満もとくに感じなかったかもしれないですけどね。儲かりはじめたら人が変わっちゃいましたね。

転職を考えたのは「慢性胃炎」と診断されてから。タバコは吸わないですし暴飲暴食している時間もないので、これは仕事のストレスだろうと思いました。

どうせなら都内で、と思い大学時代の友人に転職したいと伝えたところ翌週には紹介されました。友人がいなかったら今頃は求人サイトやリクルートサービスに登録していたと思います。

仕事はシステムエンジニアとクライアントをつなぐ、営業担当です。

ぼくは理工系にしては人当たりがよいというか、親も営業マンだったせいか人と接することができるんです。そこが強みになりましたね。システムエンジニアって、一般社会に適応できない感じの性格の人も多いんで、クライアントと直接話ができないんですよ。

クライアントもまた、専門知識がないから依頼してくるわけですから用語とかどういうことができるかとか、わからないわけです。

そこをぼくが「通訳」するといった感じですね。

転職して半年、初めてのボーナスをもらったんですが、100万円をこえていました。もちろん月々の給料もアップしましたよ。都内に住むのに家賃はかかりますけれど、前職の2倍の手取りなんで、余裕です。

地方でITの下請け会社で埋もれてる人、東京への転職考えた方がいいですよ。ただし、システムをつくる仕事だとあまり変わらないかもしれませんね。外へ出られる性格なら給料はすごく上がると思います。IT業界で働く上でその分野の技術は必要になるのは当たり前ですが、本当に必要なのは人と接するコミュニケーション能力です。