文系の私がIT業界に入った結果、会社に「居場所」が見つけられず転職へ

文系の私がIT業界に入った結果、会社に「居場所」が見つけられず転職へ

文系出身の私が、就職活動で重点的にまわった業種の一つがIT業界でした。

その理由としてはおもに2つ。

①当時は空前のITブームで、来る情報化社会になくてはならない職種で、将来性があると思ったから
②文系出身でありながら、「ものづくり」に携われるという可能性

①については、誰に聞いても間違った予測ではなかったと今でも思っています。

問題は②です。

確かに、システムエンジニアやプログラマを目指すのに、文系理系は直接は関係ありません。

ところが実際にはその代わりとしてある種の「素養」というのが求められます。

簡単にいえば、「向き不向き」が大きく分かれる職種だということです。

正直な話、私は大学時代にまったくプログラミングをした経験もなく、まっさらの状態で就職することになってしまいました。

会社としても1から鍛えがいがあると判断して頂いたようですが、それも入社して1年、2年・・・とたつにつれて、周囲との温度差というのも感じてきました。

同期入社の中でも大規模案件の開発チームに配属される人もいれば、テストや文書作成的な位置づけにおかれる人もいます。

私の場合は、典型的な後者でした。

3年目になり、周囲の私に対する風当たりはますます強くなっていきました。

パワハラをきっかけにして起こった体の異変

ある日のこと。

所属する部門の部長から直々に呼び出され、こう告げられました。

「キミは、この仕事むいてないんじゃないか?」

この言葉は直観的に、私に「自主退職」を促しているようにとれました。

たしかに、勤務態度などには問題はないし、直接的に会社に損害を与えたわけでもない。

ただし、「仕事ができない」「素養がない」人間の、「居場所」がないんだと・・・

部長からの呼び出しはその日から断続的に始まり、ほとんど「肩たたき」的に私を追い詰めていきました。

いま思えば、部長のこの行為は典型的なパワハラに該当すると思います。

そんな状況のある日の帰宅途中。

私は今まで覚えたことのないような苦しい発作に襲われました。

心療内科にかかったところ、「典型的なパニック障害」という診断が下りました。

そのうち行きの電車にも乗れなくなり、歩いていても、自宅にいても発作が出るようになったところで、私は「これ以上無理だ」と白旗をあげてしまいました。

・・・悔しかったです。

正直、部長のパワハラに負けた。会社の思惑に上手にのせられてしまった。

私は新卒満3年をもたずして、退職することになりました。

それから約1年ほどは、パニック障害の治療に専念し順調に回復を続けた結果、次の転職先を見つけることができました。